別に憂いているワケではないが、17年間アメリカに住んで(日本には毎年出張で来ていたが)久しぶりに帰国して生活する中で、日米の違いを実感していることを紹介する。
テスラがいない
カリフォルニアでは、近所を10分ほど走る間にテスラを20台くらいは見かける。1時間で100台以上のテスラを見る勘定になる。交差点で信号待ちをしていると見える範囲に2~3台いることも珍しくない。
道が狭い
とにかく道路の幅も車線の幅も狭く感じる。車も小さいので、それで収まっているのが何とも不思議に感じる。
車が遅い
車の制限速度が遅い。ほとんどの道路がアメリカの徐行並みのスピード。日本でも4L超の大型車をよく見かけるが、エンジンの性能の半分も使っていないだろうと思う。
道を歩いていると車にひかれそうになる
日本では人よりも車優先の雰囲気が強い。カリフォルニアでは、信号がない交差点で道路を横断すると、車がちゃんと止まってくれる。その感覚での日本の道路を横断すると車にひかれそうになる。アメリカの方がドライバーのマナーが良いように見える。でも、実はアメリカで人をひくと賠償金が高くつくのでドライバーは人を見ると慎重になる。高級住宅街でなおさらだ。なぜかって?高級住宅街の住人は有能な弁護士を雇えるから・・
信号機がいまだに電球
日本では、住宅街に電球式の信号機が結構残っている。LEDの方が薄くて軽くて電力も少ないのでメリットが大きいのに、いまだに電球が残っている。変化を嫌う業界の体質が透けて見える。
祭日が多すぎる
日本は年間16日も祭日がある。週末を含めた3連休以上の休みが年間9回とか10回ある。日本人は休み過ぎではないか?これはアメリカの陰謀だということを誰も知らない。アメリカの全国一斉の祭日は年間で5~6日しかない。連休は感謝祭とクリスマス+ニューイヤーの2回だけ。
世界の情報が入ってこない
日本のマスコミが伝えるのは、ほとんどがCNNのニュースだけ。CNNと言えどもニュースに偏りがあり、思想的にも偏りがある。だから日本人はトランプが大統領になるとは思わなかった。当時アメリカに住んでいた私は、トランプが大統領になるということを空気で感じていた。
日本は物価が安い
円安のことを言っているのではない。10年前から出張で日本に来るたびに感じていたこと。今年(2022年)急に始まったことではない。去年はKKのニューヨーク暮らしでも話題になっていたが、ニューヨークだけが物価が高いのではなくて全米が同じ状況だ。もっと誤解しているのは、10年以上前からアメリカでは物価も上がっているが給料も上がっている。それを日本のマスコミはマヌケなことに、去年までは「日本は物価が安くて良かったね」という論調でのんきな報道をしてきた。
言ってるほどキャッシュレスになっていない
ここ数年で、日本でもキャッシュレスが進んだとテレビで言っていたが、そうでもない。アメリカではほぼ現金を持ち歩かないが、日本では数千円は財布に入っていないと困ることがある。まずデビットカードが使えない店が結構多い。公共料金等のコンビニ支払いは現金のみ。交通系カードはいちいちチャージするのが面倒だ(クレジットカードに紐づけるくらいなら、クレジットカード使えばよいのでそんなことはしない)。QRコードは制約が多すぎて申し込む気にならない。そもそも、何種類もの支払い方法やカードを持つのは面倒なので、デビットカード1枚とクレカ1枚程度ですべて支払えるのがよい。アメリカではそれができていた。
回転ずしのクオリティが高い
10年前より格段においしくなっている。アメリカの高級寿司店より日本の回転ずしのほうがうまい。産業スパイ事件が起こるほど熾烈な競争をしているからか、、
食パンがフワフワ
アメリカの食パンは硬くてずっしり重い。アメリカ人は昔ながらの全粒粉の食パンが好きだと言う。日本では高級食パンがブームになったが、今ではスーパーで売ってる”パ○○の超熟”でも感動的においしい!
みんなマスクをしている
行政の判断の遅さと日本人の同調圧力の結果だろう。自分で判断するのが苦手な国民性・・
Costcoに行くのにおしゃれな服を着る
日本のコストコに行ったら、みんなおしゃれな服装で来ていた。アメリカ(特に南カリフォルニア)ではみんな短パンにTシャツだ。
ゴミ出しのルールが複雑すぎる
分別が多すぎて無理!ルールも細かく、毎日種類の違うゴミ出しを強要される。これでは生活の質を上げているのか下げているのかわからない。